ニュース

【au・ドコモ炎上】解約ページが検索に出ないように工作!2社の言い分は?-noindexタグ-

au(KDDI)とdocomo(NTTドコモ)が携帯電話の解約やMNP転出を案内するWebサイトのページを、検索エンジンで見つからないようにする為の設定をしていたことが明らかになりました!

なぜ発覚したのか…。

それは、総務省が2月26日に開いた有識者会議「スイッチング円滑化タスクフォース」で明らかにしたそうです!

 

au(KDDI)とdocomo(NTTドコモ)が行ったのは、noindex(ノーインデックス)タグを埋め込むというもの。

noindexとは何なのか?初めて聞いた方もいるかもしれないので、こちらもわかりやすくお伝えできればと思います!

auとドコモのやり方に対して「卑怯」「せこい」など批判の声が相次ぎ、炎上騒ぎとなってしまいました!

au(KDDI)とdocomo(NTTドコモ)の「なぜそんなことをしたのか?」に対しての言い分に関しても調査してみました!

 

noindex(ノーインデックス)とは?

noindex(ノーインデックス)とは何なのでしょうか?

noindexはHTMLの<head>内に記載するメタタグの値の1つです。

簡潔に言いますと、

このタグを付けているページはGoogle検索をしても表示されないというものです。

ただ、auやドコモの公式サイトから入るとその中にはそのページは出て来ます。

『サイト内には存在するけれど、Google検索ではどんなキーワードで検索しても出てきませんよ』ということです。

 

流石に大手会社のHPで間違ってnoindexにしてしまいました!とはまずならないかと思います。

ブログを書いているブロガーの場合は、稀に謝ってnoindexしてしまっていた!なんてことはあるんですが…。

私も前やりました(笑)

ではなぜこんなことになったのでしょうか?

まずは、auとドコモが表示されないようにしていたページから見ていきましょう!

 

auとドコモが検索結果に表示されないようにしていたページとは?

総務省が発表したのは2月26日のことですが、noindexされていた時期は少し前のようですね。

au(KDDI)

auがnoindexにしていたページは…

・スマートフォン・携帯電話の解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客様へ

要は、解約の案内やMNP予約番号の取得についての説明ページですね。

他社への流出を防ぎたかったのでしょうか…。

 

auは総務省に指摘され、noindexタグを2020年12月25日に削除しています。

1月13日に指摘されたと書かれていますが、その前に削除していた…というのはどういうことでしょう?

このあたりはちょっとよくわかりませんでした。

 

docomo(NTTドコモ)

ドコモがnoindexにしていたページは…

・携帯電話の解約お手続き方法

・携帯電話・PHS番号ポータビリティ(MNP)を利用した解約お手続き方法

この2ページです。

 

auと同じですね。

ページは2ページですが、分かれているだけでauと内容は一緒です。

ドコモも流出を防ぎたかったのでしょうか…。

 

ドコモは2021年1月20日にnoindexタグを削除しています。

 

【理由】2社の言い分は?なぜ表示させないようにしていた?

では、2社の言い分を見てみたいと思います!

なぜ表示しないようにしていたのでしょうか?

au(KDDI)の言い分

KDDIの言い分がこちら!

「noindexタグを設定していたのは留意事項の説明やプラン見直しに関する情報を提供するページである。解約手続きをお知らせするページ自体は(noindexタグを設定していないため)以前より検索エンジンから直接遷移できた。前者のページは情報量が多く、(検索エンジンから)後者のページに直接遷移しやすくするためにnoindexタグを設定していた」(広報)

引用元:日経XTECH

 

んん?

要するに、noindexしていたページは留意事項の説明プラン見直しの情報ページで、解約・MNPについては他にページがあったと…。

そこに直接移動しやすいようにする為、noindexタグを付けていたと…。

 

ということで、auのHPを見てみました!

ですが、、、

・スマートフォン・携帯電話の解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客様へ

このページ以外に、解約やMNPのページは見つかりませんでした。

 

もしかしたらnoindexタグを削除した際に、解約・MNPのページが見やすくわかりやすいように、ページをまとめてしまったのかもしれませんね。

今となっては、元々どのようなページがあったのかわかりませんが…。

今現状での解約・MNPのページはわかりやすかったです!

 

docomo(NTTドコモ)の言い分

ドコモの言い分がこちら!

「お得な料金プランや解約によって影響の出るサービスを解約前に案内することがお客様の利益につながると考えて解約ページにnoindexタグを埋め込み、直接表示ではなく該当情報のページを見たうえで解約ページに移行する仕様としていた」(広報)

引用元:日経XTECH

 

んんん?

『直接表示ではなく該当情報のページを見たうえで解約ページに移行する仕様』??

そもそも、解約やMNPをしようとされているお客様は『解約』や『MNP』で検索するのではないでしょうか?

試しに、【ドコモ解約】と検索すると【解約の前に】というページが1番に表示されました。

なるほど。おそらくドコモは『解約の前に』を先に読んで下さいね!ということを言いたかったのかもしれませんね。

 

ただ、その後に解約やMNPの画面にいくには、

・アンケート画面に飛んでから解約・MNPページに飛ぶ
・下の方にスクロールして小さく書かれた解約・MNPページに飛ぶ

この2パターンでした。

下の方にスクロールは解約の文字が小さくてちょっとわかりにくかったです…。

もう少しわかりやすい方がユーザーには喜ばれるかもしれませんね。

 

ドコモとしては、解約やMNPに先に飛んでも結局は解約前にして貰わないといけないこともある為、【解約の前に】を先に読んでもらおうと、noindexを使ったのかもしれません。

それが裏目に出てしまいましたが…。

 

SoftBank(ソフトバンク)はそもそもWEBでMNP予約番号発行できない?

ソフトバンク(SoftBank)だけは、今回noindexタグを付けていませんでした。

これは、ちょっと好印象ですよね…。(*´꒳`*)

ですが、こんな意見も!!

解約に関しては3社ともWebではできないのでnoindexで検索結果に出ないようにすることはあまり意味がありません。

ですが、MNP予約番号発行はau(KDDI)もdocomo(NTTドコモ)もWebから可能なので、その部分に関しては他社への流出を防ぐという意味があったのかもしれません。

それを故意に検索に出ないすることは悪質すぎますが。

それに対し、SoftBank(ソフトバンク)はnoindexしていませんでしたが、3GケータイしかMNP予約番号をWebで発行できないので、そもそもnoindexにする必要もなく…元々悪質ですよという意見がこちらのツイートの内容というわけです。

 

この内容に関してちょっと調べてみたのですが、確かに前までは3Gケータイしかできなかったみたですね。

ただ今は、スマホでも可能となっているようです!

ということは、やっぱりSoftBank(ソフトバンク)だけは好印象…。

いえ、もうちょっと詳しく調べてみました。

どうやら、スマホも可能ですが「おうち割 光セット割」と「半額サポート」「機種変更先取りプログラム」を利用中の方はWebではできないようです。

んー、スマホ購入する方は「半額サポート」か「機種変更先取りプログラム」に入っている方がほとんどのような気もしますが…。

となると、実質本体を分割で購入している方のほとんどは電話か店頭でお手続きが必要ということになります。

そういう経緯もあってか、SoftBank(ソフトバンク)はWebページを検索に出てこないようにする必要がなかったのかもしれませんね。

まぁ、どこも同じようなもの…といえばそうなのかもしれません。

ただ、やはりわざと出てこないように工作した2社は印象が悪いのは確かです…。

 

 

まとめ

『【au・ドコモ炎上】解約ページが検索に出ないよう工作!理由は?noindexとは?』についてまとめさせて頂きました!

なんと言いますか…。

こういうことをした方がユーザーが離れていくとは考えないのでしょうか…。

バレることはないと思っていたんでしょうかね…。

他のページを表示してスムーズに手続きして貰える為に…とかそんなニュアンスで言い分を言われていましたが、それであれば解約以外のページもそうすべきでは?と思ってしまいます。

今回は、解約・MNPのページだけがnoindexタグが付いていたので、どう言い訳してもそれが本当のことであってもユーザーの心には不信感しか残らないでしょう。

ここから信用を取り戻せるかどうかですね…。