こんにちは!瑠那です。
梅雨入りして雨の日が増えてきましたね。わんちゃんとのお散歩、皆さんどうしてますか?
私は、雨の日のお散歩はしていません!!
大声では言ってはいけない言葉ですね。(笑)
弁解するつもりはないのですが、最初は行っていたんですよ!雨の日用の可愛いカッパも買って、それを着せてお散歩に行っていました。
なんですけどね、うちのわんこ…どうやら濡れるのが大っ嫌いなようで、トイレをする時も足が濡れないように、後ろ足を両方上げるんです。
逆立ちまではいかないくらいの中途半端な場所まで器用に上げ、いやそれどうなってんの?という恰好でトイレをします。
そこまでして濡れたくないわんこだったので、雨なんて絶対嫌だったんでしょうね。いつしかお散歩を嫌がるように…。お散歩行きたいって目をした日には、ベランダから雨を見せると納得して今日は行かないって寝ていました。(笑)
なので…
うちのわんこは雨の日にお散歩は行ってません!!(笑)
嫌がるわんちゃんには無理に行かせてあげなくても良いのではないかなと思います。もちろん、お散歩自体を嫌がるわんちゃんの場合は運動不足になってしまうので、それは改善が必要です!
お散歩の話になってしまいましたが、今回はわんちゃんに嗅覚について書いてみたいと思います。
皆さんも知っているかとは思いますが、わんちゃんの嗅覚って凄いんです!!
わんちゃんの嗅覚って人とどれだけ違うの?
わんちゃんの感覚器の中で最も鋭く敏感な部分が嗅覚です。
産まれたばかりの子犬でも、嗅覚は発達しています。
その感度は、なんと!人の約100万倍といわれています!!
100万倍って凄くないですか!?
人がそんな嗅覚を持っていたら、恐らく生きてはいけないのではないかと思います。だって、今でも臭いと思う物が100万倍の臭さですよ!?耐えられますか!?
私は絶対無理です。鼻がもう機能しなくなるんじゃないかと思います。(笑)いやもう気分悪くて立ってさえいられないでしょう…。
と、私は真実を知るまではこう思っていました。
では、なぜわんちゃんはそんなに鼻が良くても、臭さに強いのか。。。
実は、人の100万倍の嗅覚というのは、人より100万倍の強烈な匂いを嗅げるというわけではないのです。
ん?じゃあどういうこと?ってなりますよね?
私もこれを知るまでは勘違いをしていたのですが。
わんちゃんは、空気中の匂いの分子の濃度が100万分の1でも嗅ぎ取れるということなんです。例えば、人が数メートル離れている物を嗅ぎ取れたとして、わんちゃんが数百万メール離れた場所の物を嗅ぎ取れるのかというとそういう意味ではありません。
要するに、匂いの分子の濃度が薄くなっても嗅ぎ取れますよ、ってこと。人には匂いが消えたと思っても、わんちゃんにはまだその匂いが感じられているということです。
もちろん、わんちゃんにも苦手な匂いはあるので、鼻を背けたくなるような匂いもあるでしょう。
わんちゃんが苦手な匂いは、お酢や、柑橘類、スパイス系、除光液どの化学物質などです。柑橘系の匂いはわんちゃんのしつけなどに取り入れている方もいらっしゃいますね。
ですが、生ごみなどはわんちゃんは好きな匂いですし、汚い話ですが自分の糞の匂いについて臭いと思うかは、答えはNOだと思います。
わんちゃんは自分の興味のない物の匂いには、とても鈍感であまりその匂いを感じていません。自分の糞も興味はないのでしょう。人が自分の体臭や口臭に対して鈍感なのと一緒ですね。
ですが、他のわんちゃんの糞に対しては色々な情報源となるので匂いを嗅いだりします。ただ、そこに対して臭いという感情はないのだと思います。
ドックトレーナーの先生に、「うちのわんこ鼻が弱いみたいで、隠したおやつすぐに見つけられないんです。」と話したことがあったのですが、「わんちゃんは、集中した箇所に対して鼻が敏感になるんだよ。おやつがこの辺にありそう!と思った周辺だけ敏感になるから、もし遠い場所にあったらわからないね。」と言っていました。
わんちゃんはずっと鼻が利いているわけではなく、自由に今だけここに対して鼻の感度UP!ができるそうです。便利ですね。(笑)
ということで、人がわんちゃんと同じ嗅覚を持っても、生きていけないなんてことは恐らくないでしょう。(笑)
ですが、生ごみや人が嫌う匂いがいつまでも消えないということなので、鼻がひん曲がりそうなのは避けられないでしょうね。(泣)
人にはいらない能力なので、進化しなかったということでしょう。
わんちゃんは嗅覚で社会生活が成り立っているという人さえいてますので、わんちゃんにはとても必要な能力だったということです。
その能力が、今救助犬や検疫探知犬として人の生活を助けてくれているということ、感謝しなければいけませんね。
わんちゃんの鼻の中の構造
わんちゃんの鼻の中はどうなっているのでしょうか。
わんちゃんの鼻は、鋤鼻器という嗅覚器官があります。わんちゃんは鼻筋が長いので鼻腔も広く、嗅粘膜の上皮に多くの嗅覚細胞が分布しているのです。
その数、人が500万~2000万個なのに対し、わんちゃんは7000万個~2億2000万個といわれています。
かなり多いですよね!あの小さい体にたくさんの細胞が詰まっていると思うと、生命体って本当に不思議だなぁと感動してしまいます。
鼻腔内は複雑な構造になっています。
嗅粘膜を広げて伸ばすと、面積は18~150㎠もあります。人は4㎠です。
短頭種の場合は、鼻腔が短い為、他の犬種に比べると嗅覚はやや劣っています。
年齢や性別も鼻で見分ける?
雄のわんちゃんは、他のわんちゃんの尿中のフェロモンで年齢や性別などを推測することができます。
雌のわんちゃんは、自分の存在を周囲の雄のわんちゃんに尿で知らせています。
わんちゃんが子孫を残す為に必要なことですね。
最近では、わんちゃんが異様に飼い主さんの匂いを嗅いだりしていて、なんだろう?と思っていたら悪性皮膚腫瘍が見つかったり、糖尿病が発覚した!などという話を聞くようになりましたね。
子供ができていた!なんて嬉しい報告を耳にしたこともあります。
医療の世界では、こういった事例から、わんちゃんの嗅覚の利用について研究が進みつつあります。
まとめ
今回はわんちゃんの嗅覚について書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか?
こうやって、数字で表してみると人との違いがよくわかりますね。
色々知っていくと、けっこう勘違いしていたなぁと思うこともたくさんあります。
でも、知ることは楽しいですし、わんちゃんと一緒に暮らしていく中で知っておいたほうが良いこともあります。
皆さまのお役に少しでも立てたなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。