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『薬が効かない菌』癌よりも怖い薬剤耐性菌とは?命が危ない!対処法はある?

怖い菌

今、ニュースでも話題となっている『薬剤耐性菌』とは一体どんな細菌なのでしょうか?

日本だけで年間約8,000人が亡くなっているという恐ろしい菌。

 

世界で、癌で亡くなっている患者さんは820万人ですが、

この先、2050年には薬剤耐性菌よる死亡者数は癌患者よりも多い1,000万人に増えると予想されています。

怖すぎてですね!( ;∀;)

 

では何故こんな菌が増加してしまったのでしょうか?

対処法があるのか?も含めて調べてみました。

 

 

薬剤耐性菌とは?

薬剤耐性菌はその名の通り、薬が効かない菌です。

それってめちゃくちゃ怖いですよね!?(>人<;)

風邪をひいて悪化して肺炎になったり、熱が下がらない場合も薬が効かないとなるとどうなるでしょうか?

命が危険に晒されてしまいますね。

実際、この薬剤耐性菌のせいで亡くなられている方もたくさんいて、最初にも書きましたが日本だけで約8,000人の方が命を奪われています。

アメリカでは3万5,000人、ヨーロッパでは3万3,000人の方が亡くなっているそうです。

 

私も最近耳にするようになった菌ですが、年々増えてきているとのこと。

そして、厄介なことに菌なので癌とは違い手術で取り除くという対処も取れない為、この菌が体内にいる場合はかなり危険なことになってしまうそうです。

30年後には、癌で亡くなる方を超える死者数になるとも言われています!!

更に、癌やその他の手術をされた後、感染症になってしまうとその治療もできない為、せっかく手術が上手くいっても薬剤耐性菌のせいで命を落としてしまうことにもなりまねません。

 

では、一体何故こんな菌が増加してしまったのでしょうか?

 

 

薬剤耐性菌は何故増加したのか?

薬剤耐性菌は、今どこにでもいる菌になりつつあります。

そもそも、何故薬剤耐性菌が作られてしまったかというと、抗生物質が原因なんですよね。

勘違いしないで頂きたいのですが抗生物質そのものがダメというわけではありません。

抗生物質自体は、菌の増殖を抑えてくれたり殺菌作用もあり、症状を軽くしてくれるものなので人にとってなくてはならないものです。

ただ、その飲み方に問題があるのです。

 

皆さんは、風邪などを引いて病院から抗生物質を貰った場合きちんと最後まで飲み切っていますか??

私は、飲みきる時と飲みきらない時どちらも経験があります。(゚∀゚)

ついつい、「もう良くなったから飲まなくていいや」と途中で飲むのをやめてしまうことってありますよね。

実は、

それがダメなんです!!

「いや、全部ちゃんと飲んでますよ。」という方!素晴らしいです!!

そうなんですよね。

このちゃんと最後まで飲まないという行為。

これが、薬剤耐性菌を作り出してしまう原因なんです。(*⁰▿⁰*)

もしかしたら、あなたの体にも既に薬剤耐性菌が潜んでいるかもしれません。(°▽°)

考えたら、ゾッとしますよね…。

薬剤耐性菌が体にいるかどうか調べることもできるそうですが、かなりの時間がかかるそうです。

そうなると病気になってから調べるのは遅すぎますよね?

かといって、先に調べるというのはまだすべての医療機関では難しいかと思います。

ですが心配な方は、医療機関に確認されてみて下さい。

 

抗生物質を正しく飲まず、途中でやめてしまうことにより薬に耐性がついてしまった菌ができてしまうことはわかりましたが、この菌、人の体だけでなく人の体から排泄として出て下水に行き、今は川にまで流れているそうです。

ですので、川遊びから体内に取り込んでしまうこともあるそう。

自分が気をつけていても外から入り込んでしまうこともあるってことです。

え!?どうしたらいいの!?って思ってしまいますよね。(;ω;)

 

では、対処法はないのか?調べてみました。

 

 

対処法はある?

残念ですが今のところ、外から体内に入ってしまう菌を防ぐ方法は、従来のマスクなどで防ぐしか方法はありません。

ですので、菌を増やさないように皆で努力するしかないのです。(>人<;)

そして、自分で自分の体に菌を作らないようにしてあげて下さい。

 

まずは、先程の話から1番にしてほしいことは、

・抗生物質を出されたら最後まで飲みきる

・人から薬(抗生物質)を貰わない

・古い抗生物質を飲まない

この3つは必ず守りましょう!

自分で自分を守ってあげて下さい!(>人<;)

 

そして、ここからはお医者様とよく相談して頂きたいのですが、

そもそも抗生物質が効く病気と、そうでない病気があります。

抗生物質が効くのは細菌による病気のみです。

食中毒や、扁桃炎、肺炎、結核、胃腸炎などのことですね。

ウイルスによる病気は抗生物質は効きません。

ノロウイルスや、インフルエンザ、おたふくかぜ、はしかなどです。

 

ここで皆さん、あれ?と思いませんでしたか?

インフルエンザにかかった時、抗生物質出てましたよね?

私も貰いました。

そうなんです。実は、インフルエンザや風邪の種類によっては抗生物質が効かないはずなのに、それを処方されるお医者様は多いんですよね。

確かに、多少症状は緩和するのかもしれませんが。

このことは、だいぶ前にも話題となりました。

 

なので、今は風邪やインフルエンザの時に抗生物質を拒否する方も増えてきているかと思います。

ですので、病院で抗生物質を貰う時は先生とよく相談するようにしましょう。患者さん側も自分で気をつけないといけない時代ってことですね。(>_<)

 

あと、もう一つは基本に戻りますが手洗いやうがい予防接種や体力づくりをして、病気にかからないように気をつけることが1番です!!

 

 

まとめ

薬剤耐性菌、また怖い菌が出てきましたが予防はまだできると思いますので、できるだけご自身の体を守ってあげて下さいね!

予防法は、

・抗生物質は正しい期間きちんと飲みきる

・人から薬(抗生物質)を貰わない

・古い抗生物質は飲まない

・ウイルス感染の場合は抗生物質が効かないので飲まないのが好ましいが、先生と相談はきちんとして判断する

・病気にならない体力づくり

・予防接種を受けて感染予防

・手洗いうがいをする

これを実践すれば、この菌を今後増やさない予防にもなるかと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。