2020年3月24日、安倍総理が東京オリンピックの延期をIOCのバッハ会長に提案し、『100%同意する』との言葉を頂いたと発表されました。
オリンピックの開催は、2021年の夏頃までに予定されているとのこと。
これによりチケットを購入した人達の間では、
『チケットの返金(払い戻し)はあるのだろうか?』
『チケットは来年そのまま使えるの?』
という不安が広がっています。
そんな中、“チケットの返金(払い戻し)はない”という噂が出ているんです。
正式な発表がない中、どうしてこんな噂が出てしまったのでしょうか?
実際に返金がないのか?
についても調べてみました!
※3/26更新しました!
東京オリンピック(五輪)・“チケット返金なし”噂の理由
新型コロナウイルスの影響で、年内の開催が難しいと判断された東京オリンピック。
選手や観客の健康や安全を考えれば、延期となったことは最善だったと思います。
2021年の夏までに開催に向けて、まずはコロナの終息と選手の練習場の確保が今後1番の目標となってくるでしょう。
理由1.返金(払い戻し)はできないという報道が流れた
延期という報道がされる前から、コロナの影響で延期や中止もしくは無観客での開催などが噂されチケットについてもどうなるのか?心配されている方が多かったですね。
実際、チケットの返金(払い戻し)はなしという噂も出ていました。
その噂の元はおそらくこれが原因かと思われます。
「新型コロナウイルスの感染拡大を理由に東京オリンピック(五輪)・パラリンピックが中止となった場合、大会組織委員会が定める観戦チケットの購入・利用規約上、払い戻しはできない見通しになっていることが18日、大会関係者への取材でわかった」
「組織委は規約で『当法人が東京2020チケット規約に定められた義務を履行できなかった場合に、その原因が不可抗力による場合には、当法人はその不履行について責任を負いません』と明記している」
「そして、『不可抗力』について、『天災、戦争、暴動、反乱、内乱、テロ、火災、爆発、洪水、盗難、害意による損害、ストライキ、立入制限、天候、第三者による差止行為、国防、公衆衛生に関わる緊急事態、国または地方公共団体の行為または規制など、当法人のコントロールの及ばないあらゆる原因をいいます』と定めている」
「大会関係者によると、新型コロナウイルスが原因で中止となった場合、この規約の『公衆衛生に関わる緊急事態』にあてはまるという」
引用元:朝日新聞
朝日新聞さんが報道されたものですね。
利用規約上では第46条に書かれている内容です。
問題となるのは『不可抗力』という部分。
わかりますでしょうか?
東京オリンピック(五輪)の「観戦チケットの購入・利用規約上」では、不可抗力の場合責任を負いませんと書かれているのです。
その不可抗力の中に『新型コロナウイルス』が当てはまるとのこと。
ですが、、、
最初の方を読んで頂くとわかる通り、『中止となった場合』と書かれています。
延期とは書かれていません。
なのでこの記事に書かれているのは、
返却がされない可能性があるのは中止の時ということです。
この報道が、延期の報道がされる前に報道されたことから返金なしの噂が立った可能性は高いですね。
理由2.東京オリンピック(五輪)のチケット購入・利用規約の内容から
そしてもう一つ。
噂が流れた理由として、東京オリンピック(五輪)の利用規約の内容が関係しているかと思われます。
変更の際の規約です。
1の部分に注目して下さい。
第37条(セッションの変更)
1.セッションのスケジュールは、天候、大会運営状況、安全性確保等の事情により、当法人の判断により、前倒し、遅延、中止、中断、延期などの変更がされる場合があります。当法人は、東京2020チケット規約に明記されている場合を除き、セッションのスケジュール変更によりチケット利用者に生じた損失については、責任を負いません。
2.セッションのスケジュール変更がある場合には、当法人は、合理的な範囲でチケット購入者に事前にスケジュール変更を通知するように努めますが、変更の有無については、チケット保有者が責任をもってご確認ください。当法人では、セッション開始前にチケット保有者に対してセッションの遅延、中止、再調整、延期等の連絡が行なわれることは保証しません。
中止となった場合の規約。
3の部分に注目して頂きたい。
第39条(セッションの中止)
1.当法人は、自らの裁量により、セッションを中止することができます。なお、サーフィンに関しては、波の状態等の事情により競技の全部または一部が開催されない場合であっても、関連のフェスティバルイベントが開催される限りにおいてセッションが中止されたものとはみなされません。
2.セッションが中止される場合には、当法人は、合理的な範囲でチケット購入者に事前に中止の旨を通知するように努めますが、セッションの中止に関する情報は東京2020大会組織委員会の公式ウェブサイトにおいて確認することができますので、チケット保有者は責任をもってセッションの中止の有無をご確認ください。当法人では、セッション開始前にチケット保有者にセッションの中止の連絡が行なわれることは保証しません。
3.セッションが中止された場合は、チケット購入者は、東京2020チケット規約に従って払戻しを申請することができます。
ややこしいのですが、
延期:損失の責任は負いません。要は返金(払い戻し)しませんということ。
中止:返金(払い戻し)できますよということ。
だと思います。
この内容からいきますと、延期の場合は返金(払い戻し)ができないということになります。
この規約を見て、
延期の場合、返金(払い戻し)はできないという噂が流れたのかもしれません。
ただ、最初に書かせて頂いた朝日新聞の報道にあるように、
第49条
『当法人が東京2020チケット規約に定められた義務を履行できなかった場合に、その原因が不可抗力による場合には、当法人はその不履行について責任を負いません』
この義務という箇所が中止の場合に当てはまるとして新型コロナでの中止は返金(払い戻し)なしと報道されていることから、
中止にしても延期にしても新型コロナウイルスの場合、返金(払い戻し)はできない
という結論になってしまいますね。
実際にチケット返金(払い戻し)はあるの?ないの?
では、実際にチケットの返金(払い戻し)は本当にないのでしょうか?
チケットを持っている方は、今年休みを取る準備をしていた方も多いかと思います。
2021年に、延期となった場合休みが取れる保障はありません。
休みが取れなかった場合、安い買い物ではないオリンピックのチケットをただの紙にしてしまうのは勿体無いですよね。
できれば返金してほしいというのが、購入者の方の正直な気持ちなのではないでしょうか?
オリンピック延期は大賛成!
ただ、当選したこのオリンピックチケットはどうなるんだろう
来年そのまま使えるなら良いけど、払い戻しされないという記事も見たし、心配
ホテルは宿泊1ヶ月前からキャンセル料発生の所だったので、速攻でキャンセルした‼️ pic.twitter.com/MV5D73HqzN— KAPI (@piggkapi) March 24, 2020
オリンピックチケット、再抽選だけは本当にやめてほしい。再抽選するなら、払い戻しすべき!!!!
— はーちゃん (@drcm_ha_chan) March 24, 2020
先ほどのチケット購入・利用規約について、専門家の方からは民法や消費者契約法でいうと不可抗力としての免責は認められない・規約が無効になるのでは?という意見もあります。
そして、
まだ記憶に新しい東京マラソン。
こちらは、一般ランナーの参加は中止となりましたが返金はなしでした。
ただ、翌年の出場権は貰えることとなりましたね!
正式な発表はされていないので、確実なことは言えませんが。(3/25時点)
『新型コロナウイルス』の影響で中止や延期となった場合の対応は、今までの規約の内容とは異なってくる可能性があります。
なので、返金が絶対にないとは言い切れない状態です。
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3/26に、
チケットの払い戻しがされることが決まった!
と報道されました!(๑˃̵ᴗ˂̵)
これは嬉しい報道ですね!(๑>◡<๑)
チケット購入者に不利益にならないようにと決定したようです!
チケットのキャンセルが多かった場合、また抽選が行われるかもしれませんね。
チケットは来年そのまま使える?
オリンピック、延期決定かー。
野球のチケット当たってたんやけど、これも払い戻し?、来年に振替してくれへんかねぇ・・・次申し込んだとしても当たる気しないよ#オリンピック延期 #オリンピックチケット— GoGoDonchan (@sawano4012) March 24, 2020
オリンピック延期、、、、
チケット来年も使えるようにしてね— ❤︎Yui (@yuipp_satopi) March 24, 2020
オリンピック延期かー。チケットどうなるんだろ。2歳未満はチケットなしでも観戦できるみたいなんだけど、来年の夏ならもう2歳以上になってる。。
— さつきち®︎ (@tamarinukoko) March 24, 2020
延期になって、チケットが来年も使えるのか?という疑問に関してはチケット持っている方なら誰もが思うところですよね。
更に、2歳未満チケットなしで入場できる件に関して。
私もそこまで頭がまわっていませんでしたが、お子様がいらっしゃる方は…この疑問絶対出てきますよね…。
2歳未満だから申し込まなかったんですし。
来年になったから、2歳以上だし入れませんなんて納得できないと思います。
来年使えるのか??
に関しては、、、
おそらく、使用できる方向で対策がなされるのではないでしょうか。
と、3/25の時点では書かせて頂いていたのですが!!
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こちらも3/26に、
来年のチケット有効が決定しました!
東京オリンピック・パラリンピックの延期を受け、大会組織委員会はすでに販売した観戦チケットについて、延期後の大会でも権利を維持し観戦できるようにする方針を固めました。
東京オリンピック・パラリンピックのチケットは、すでに合わせておよそ544万枚が販売されています。
こうした販売済みのチケットについて大会組織委員会は、延期後の大会でも権利を維持し、観戦できるようにする方針を固めました。希望する人には、払い戻しも行うということです。
引用元:Yahoo!ニュース/TBS NEWS
良かったです!!
ただ、まだ詳しい内容までは出ていません。
2歳未満のお子さんがどうなるかや、今後のチケット販売についてもまだ未定のようです。
全て同じ内容で…ということを望みたいですね!
まとめ
東京オリンピック(五輪)の延期による、チケットの返金(払い戻し)について書かせて頂きました!
色んな情報が飛び交っていて、困惑してしまうこともあるとは思いますが、まだ詳しくはどうなるのかわからない状態ではあるので、そういった情報に惑わされず正式発表を待ったほうが良さそうです。
最後までお読み頂きありがとうございました!